2016年9月20日火曜日

トップの深さはどこで決めるのか


Question

ゴルフスイングでのトップのシャフトの角度についてです。
プロのスイングを見ていますと、トップのときドライバーのシャフトの角度が
地面と平行(角度は0度とします)の人でも、
アイアンの角度は長めのアイアンでも45度、
もしくはそれより大きい角度となっていることが多いと思います。

これは前傾の度合いにより腰が回らなくなるだけではなく、
アイアンとドライバーでトップの捻転量、
深さや浅さを変えているということなのでしょうか?


Answer

トップの深さのご質問ですね。
DRとPWでは深さが60度ほど違います。

この深さは、腰の回転度、肩の回転度、
右肘の曲げ具合と左手首の角度の4つで決まります。

したがって、正しいフォームつくりから入った人は
出来上がった時には自然にこの60度の差ができるのですが
ほとんどの場合は逆算で、角度を決めたフォームに修正する必要があります。

DRのトップの深さは地面と平行の水平とするのが一般的です。
そしてPWは地面に対して60度程度の角度がトップの位置となります。
これはヘッドが降りてくるタイミングを調整するための違いです。
この差がないとワンスイングになりません。

このトップの深さを調整するのは主に右肘です。
前傾が寝ていてスタンス幅を狭くすることで力も入らず
体重移動も小さくなって動き難いアドレスにしておき、さらに
勢いがつかない高さから振ることで調整されているのです。

腰の回転は前傾によって制限されますので、ほぼ同じ張りまで回すと
番手ごとの違いがでてきて、短いほど回らなくなります。

肩の回転度は9時3時のハーフショットでも90度回わるように
できるだけ番手ごとにも変えません。
そして左手首はコックを最大にし、どの番手も同じにします。

ところが、右肘はPWでも0度~150度と曲げ具合を変えられるため
主に、この部分で誤差を調整することができます。

基本的には前傾角度によって腰が回らなくなり、
体全体の捩れ具合が変わりますので、これによって体の張りで
肩の回転度も多少は変わります。

この違いを基準にして、DRでの足りない分は右肘で補う事で
深さを覚えて定着させるしかありません。
PWなどは肩はしっかりと回すのですが、
右肘はほとんど曲げないくらいのトップで十分です。

トップの形をDRの時、そしてPWの時、また5番アイアンと
何ヶ所か覚えておくためのテイクバックの練習が必要です。
これは短い練習用のクラブで自宅でもできます。



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