2016年9月12日月曜日

左手親指の皮が剥けます


Question

練習場に行くと必ずと言っていいほど、
左手親指に力が入ってるせいかマメができたり皮剥けたりします。

手打ちなのは自身でもわかっているのですが
体の捻転での打ち方が未だに理解できません。

持ってる力をボールに伝える打ち方なども教えて頂ければ嬉しいです。
宜しくお願いします。


Answer

左手の親指の皮が向けるのと、手打ちとは直接関係ありません。
どんな打ち方をしても、過剰に練習すればやむを得ない場所です。
ただ、スイングは効率です。
無駄な力が入っていると、すぐに剥けることがあります。

左手の親指でクラブを引っ張って来るとすぐに傷めます。
また、ヘッドが遠回りしてHSも上がり難い事もあります。
親指はあくまでもガイドとして、方向を決めるに過ぎず
クラブは両手全体で動かすことです。

スイングはいかに無駄な力を使わずに、最大限の効果を出すかなのです。
たとえば地球上には重力があります。
この重力に逆らえば無駄な力となり、利用すれば効率が良くなる原理です。

体重移動はこの重力を使った動きです。
野球の球を投げる時に、直立したまま手だけで投げてみてください。
ほとんど投げられないと思います。

ところが、体重を移動して左足を前に出して投げれば遠くに投げられます。
野球のバッティングでも同様で、しっかりと体重を乗せることで
球に重量を掛けることができるのです。

これは重力というパワーを利用した動きですので、効率を上げる
一つの道具だと考えて良いでしょう。

また、クラブが落下するのも重力です。
この自然に落下する力を利用することができます。
トップでの切り返しで一度無重力状態になり、クラブが落下し始めた時に
引き落としをすると、ちょうど歩き始めた人を押したら、すっ飛んで行くのと同じで
楽に速度を上げることが可能なのです。

このような重力を利用するというのも一つの技ですので、腕の力だけではなく、また
体の捻じりだけで打つのではなく、このような要素も取り入れると
無理やりに落として来るような動きがなくなるかと思います。

ただ、左手の親指の皮が剥けるのは手打ちとは何ら関係ありません。
どちらにしても親指で無理に引っ張れば剥けるでしょう。
ただ、ダウンスイングを左手で引っ張れという指導は基本形です。

これはトレーラーで引っ張る方が、押すよりも方向が良いという原理で
当然のことなのですが、左手だけでは怪我をしたりパワーに欠けることから
右手を使う方法が取り入れられ、現在の世界の飛距離を生んでいます。
ただ、親指をあまり使わずに左手全体で引っ張って来ることです。

力を分散して両手を一体化し、左手の親指だけではなく、右手の
人差し指、中指、また左手の小指の下あたりを使ってリリースすることで
左手の親指の負担を軽減することも大切です。


全身の力をボールに伝えるのはインパクトでしっかりと体重が乗っていること、
そして、右手の人差し指の腹で「落とし押し」から「押し込み」の技によって
右脚を突っ張って、体重以上の重量を掛けることです。

引き落としだけですと、はらい打ちになったり、叩き打ちになりますので
しっかりと4時半で右腕と右足が伸びるような被せ押さえつけの形が
できているかどうか確認してください。

間違った動きや力の入れ具合もそうですが、練習のし過ぎは怪我のもとです。
痛みが出たら休ませて、悪化しないように十分に配慮してください。
あくまでも、自己責任で体調管理をしながらスイングを完成させてください。





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