2016年8月13日土曜日

スイングの音が左側で聞こえるには


Question

ゴルフ初心者ですがよろしくお願いいたします。
スイングの音が左側で聞こえるようにクラブを振ると良い
と良く聞きますが具体的には、どのようにすれば良いのでしょうか?


Answer

そう言われて良く、横振りをしている人を見かけます。
また、フォローに力を入れてすくっている人も少なくありません。

質問者さんのように、自分で勝手に解釈せずに
聞くことはとても重要なことです。
勝手に解釈して自分流に練習していると、絡まってほどけなくなった
毛糸玉のように、手の尽くしようがなくなってしまいます。

風切り音は左でするのは確かです。
しかし、横振りの力で出しているのではなく
リリースの力でヘッドが走っているのです。

リリースとは手の返しとアンコックです。
この両方の動作の開始をできるだけ遅くする打ち方を
レイトヒティングと言って、HSを上げる技術の一つなのです。

リリース開始ポイントを遅くするということは、手が自分を通り過ぎてから
開始するくらいの積もりで振らないと、どうしてもヘッドが先に落ちてきて
リリース開始が早くなってしまいます。

コックしたまま体を過ぎてからアンコックするようなタイミングで
リリースを開始するとヘッドが一気に解放されて、HSが上がります。

このくらいの意識でリリースを開始すると
自分の左で風切り音がするようになるのですが
このリリースの速度が遅いと音はしません。

この音を出すために、インパクトの後に力をこめる人がおり
効率の悪い無駄な動きをしているのですが、
体に力を込めるのはバンプのタメの時が最大です。

インパクトの一拍前に体の弓やムチのタメを作るために
最大の力を込めて、腕に力を入れるのは肩からインパクトまでの
引き落としで、インパクト時には右脚と右腕による押し込みだけで、
HSはインパクト前に作られたパワーによって作られます。

プロ選手のスイングでは高い短い風切り音がします。
できるだけ高い音程で、できるだけ短いことで
HSの速さをある程度知ることができます。

インパクト時にいくら横振りをしてもHSは上がらず
音はせず、飛距離もでません。
効率の良い基本動作を習得し直す必要があると思います。







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