2016年7月28日木曜日

グリップを柔らかく握るなどが必要ですか?


Question

HS45前後で、ドライバーで250ヤード程飛ぶゴルフ歴半年の男性ですが
ダフリの症状が一向に直らず、スコアを安定させることができません。

原因は少しづつわかってきているのですが、
手首の角度を維持できていないことが一番の原因だと気づきました。
よくグリップは柔らかくですとか、右手に力を入れない、などの言葉がありますが
自分はグリップをがっちり、特に右手に力を入れて、
右手を押し込むような感覚でスイングをすると手首をしっかりと固定することが可能となり、
またHSがアップすることができます。
また、今までの弱弱しいスライス軌道から、
ストレートの中弾道のボールが打てるようになりました。

アドレスの時点でグリップに力を入れて握ると、両手首に角度が付きます。
そしてスイング中ずっと、手首に力を入れて、余計にフェースターンなどをさせずに
とにかく角度を維持することだけに集中します。
結果として最後はフェースターンができていますが
あくまでも、自然なフェースターンなので、
手首に力が入っていることによる弊害はここにはないと思っています。

そこで、戻りますが、この感覚を維持するべきなのか、
それともやはり上のような左手リード、グリップを柔らかく握るなどが必要ですか?


Answer

グリップはどんな握り方をしても打つことはできます。
ただ、違うのは飛距離や方向性、そしてミート率やミス率です。

これは右手を使うか、左手を使うかという問題ではありません。
両手を使います。

しかし、アドレス時期からインパクトまで、同じ力感で
ずっと握っていると安定はしますが、飛距離がでません。

また、軌道を無理やりに作ってしまい、体の勝手な動きに合わせて
ヘッドがブレてミスが増えるという弊害もあります。

左手も右手も、アドレス時期には必要最小限の力で握っています。
そして、テクバックも同じようにシャフトが上がる軌道を邪魔せずに
クラブを無理やりにあげるのではなく、正しいボディーターンと両腕の使い方で
所定の場所に同じタイミングで上げていくのです。

アドレスの姿勢やテイクバックの動きを習得されないと
ただあげて下ろすのでは、当然無駄な動きは入り、必要な動きができないでしょう。

そして、切り替えしでは左手の緩みなどでヘッドが引き寄せられ
体の近くに来ます。
ヘッドは体の近くを通すことでHSが上がりますので、
ヘッドの引き寄せは飛距離を出す上でとても大切な動きとなります。
ところが強く握っているとヘッドは遠回りしてしまいます。

そして、手が腰の位置に来たときから反対側の腰の位置に来るまでは
とても大切な一番重要な動きとなり、それをビジネスゾーンといいます。
また、体がしなり、腕はほぼ左脚しかくに来た時点からは
インパクトゾーンに入ります。

切り替えし後からバンプのタメを作り、その解放と同時に
両手でクラブを引き寄せながらクラブを落とします。
これが引き落としです。
この時は握力は緩々にしておきます。

そしてビジネスゾーンからインパクトゾーンに入る時に
両手の握力を使ってクラブをリリースし、一気にHSをあげるのです。

したがって、両手の握力は実際には打つ瞬間にマックスとなり
それ以外は必要最小限にしておき、ダウンスイングではむしろ緩めておかないと
ヘッドが遠回りして横振りになって振り遅れでスライスが出る原因にもなるのです。

このように基本動作を習得せず、独自の方法を開発しようとする人が多く
ジャンク理論が増え、日本のは世界から30年も遅れをとっているのです。
まずは、長年の間培ってきた先人の知恵を習得してみては如何でしょうか?







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