2016年7月16日土曜日

交通事故みたいなナイスショットは要らない


Question

はじめて2年になります。
スコアは90前後を行ったり来たりです。

よくコーチに言われますが良いショットを打って満足にしていると
今は一歩一歩スイングを作っている段階でナイスショットの練習をしているわけじゃ無い。
ナイスショットを励みにするのは良いが
練習に交通事故みたいなナイスショットは要らないと言われます。

ましてや私の使っているクラブは最近テーラーメイドのグローレFに最近変えましたが
その前はツアープリファード(シャフトはdynamic gold s200)で
初心者がナイスショットを打てる方がおかしいのだと言われ
むしろポテポテの当たりの時の方が良かったと言われます。
上手くなるためのゴルフってそういう物でしょうか?


Answer

どういうレッスンをされているのか良く分かりませんが、
フォーム作りをしている段階なのではないでしょうか?

ゴルフ歴2年くらいだと、恐らく芯に当てることしか
考えておられないのではないでしょうか?

フォーム作りをする段階では、まず球を打つ必要はありません。
エアーやイメトレ、そして素振りだけで十分です。

しかし、初心者はとにかく球を打ちたがるので
打って修正するという、トッププロクラスの練習方法が
本来のレッスンだと勘違いが入っているのです。

したがって初心者にもただ振らせて、ダメだしをして教える
という方法が一般的なようですが
まずはどう動くのかを教えずに、ただ闇雲に振らせて治しながらでは
50ヶ所の治す間に間違った動きが定着してしまいます。
いわゆる下手を固めるレッスンになってしまいます。

ところが、球の当たりは気にせずに、フォーム作りに集中して振るのは
正しい動きを崩さない練習として必要なことなのです。

たまたま芯を食っても、メチャクチャなフォームでへっぴり腰では
途中でまたやり直しになるのです。
反対に、フォームが出来上がり、軌道が安定すれば、その軌道に球を置けば
いつでもナイスミートするのです。

それを球に当てることばかり神経が集中し、フォームが崩れて
おかしな格好で練習していたのでは、悪い癖がどんどん増えるばかりです。

習得途上では段階に応じて練習内容が違います。
初心者はまずはどう動くかです。
いわゆるフォームを作ってから動かないと、オヤジスイングになるだけなのです。

最初は正しい形を習得し、それから今度は力の入れ具合、力の方向
タイミング、それぞれの違う部位の筋肉が順序良く連動していく練習です。

そして、体全体の力が満遍なく使えてスムーズに動くようになったら
方向調整をします。
また、精度を上げる練習をする時にミート率を上げ、飛距離や方向を
一定にする練習をするのです。

今は、恐らくフォーム作りの段階なので、偶然交通事故のように当たっても
フォームが乱れていれば意味がないということだと思います。

オヤジスイングを目指すなら我流で十分です。
せっかくレッスンを取るのでしたら、綺麗なスイングを遠回りしせずに
習得される方が良いのかと思われます。





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