2016年7月11日月曜日

ゴルフ肘になってしまいました…


Question

当方、50代前半女性です。
ゴルフを始めてまだ1年と少し。
楽しくて楽しくて仕方がなかったので、練習場には週に2~3回、
元々、過去にしていたスポーツから左肩が強くなかったので
5~60球で途中素振りを入れながら打っていました。

始める前と終わった後にはストレッチをしていたんですが…
左ひじの痛みが来てしまいました…

今は、整形外科や整骨院、鍼灸などにも通っています。
湿布、テーピングで肌がかぶれてきています。

そこで、克服された方や治癒された方、現在治療中の方
体験談や治療法が何があればお聞かせ下さい。

大好きな事が1つ制限されて、心苦しくストレスがたまってます。
練習に行きたいです。


Answer

ゴルフ肘はグリップが大きく関与している場合があります。
肘が痛いので腕の使い方だと思いがちですが、実は握力の使い過ぎ
ということも原因のひとつです。

また、どんな事をしようと練習のし過ぎはどの部位でも傷めます。
ただ、書かれている練習量からはさほどではないかと思われます。

まず考えられる事はグリップが消耗して、余計に力が必要になっていたり
手の大きさに合わずに細い場合などです。
また、力の入れ具合にもよります。

初心者は最初から最後まで力を入れっぱなしで握っている人がいます。
ところが握り方で力が必要なのはインパクトの瞬間だけです。
ほんの0.2秒ほどの間だけ握力を使うだけなのですが
4~5倍の間思い切り握っていると傷める可能性が高くなります。

この場合脱力で上げて、打つ瞬間だけギューっと握ります。
また、左肘を反り返らせて突っ張って握っている人は
左の腕の力も抜きましょう。

また、左腕のローテーション(*)は肘から下ではなく、
肩から下全体を一本として回転させるようにします。

いずれにせよ、何かを握る時に肘が痛いという症状でしたら
これは握力に関連がありますので、脱力とグリップを見直す必要があります。

また、クラブのグリップを太くすると改善することがあります。
グリップのゴムを差し込む時に下にテープを4重くらいに巻いてもらい
太くすると楽に握ることができます。
また、磨耗しているグリップは交換が必要です。

テープを4重にしてもまだ足りない場合には
その上から家具の滑り止めに使う軽い網を細く切って巻き
その上からテニスのラケットに巻くグリップ用のテープを使うと
かなり太いグリップができます。
手袋が要らないほどツルツルなのに滑らないというテープです。

一番良いのは練習を休むことですが、なかなかそれができない場合は
工夫して力を最小限にしたり、必要以外は入れないようにしながら
体を大切に使うようにしてください。

加齢とともに、どんどん回復力も落ちてきますので
痛めつけないことも大切です。

(*) ローテーション=左腕の骨を軸とした回転








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