2016年6月3日金曜日

アイアンとDRの打ち方を変えた方が良いのか


Question

私、ゴルフ歴4年、男、41歳です。
ゴルフを始めた当初は全くセンスがなく、気持ち悪いスイングをしていました。
2年めで100切れそうになったのですが、今はドライバーのOBと、
アプローチのシャンクで120が切れません。
たまらず、レッスンにかよいはじめました。
レッスンプロいわく、スイングプレーンは良いけど、
インパクトでジャンプする癖を治しましょう。でした。

元々、アイアンはトップ、フック気味でしたので、アイアンは良くなりました。
アプローチもシャンクが減りました。
問題はドライバーです。
インパクトでジャンプせず、前傾姿勢を維持して打つと、
どうしてもスライス、テンプラ、ボールの上からヘッドが降りてきてしまいます。
毎回、ティーが折れます。

前傾姿勢を維持したまま、アッパーで打ちたいのですが‥
ヘッドの軌道はインサイドアウトが少しキツイらしいです。
プッシュアウト、チーピンがよくでます。
アイアンと、ドライバー、全く打方を変えた方が良いのか悩んでおります。


Answer

ジャンプして打つ癖を4年間で固め、それ用の球の位置なので
ジャンプしないと当たらないのです。

典型的な遠回りですね。
このような遠回りを生涯する人が7割いるのがゴルファーの実態です。

癖を抜くのは容易な事ではありません。
覚悟して掛かる必要があります。質問者さんは
事の重大性を分かっておられないのだと思います。

アイアンが良くなったのであれば、DRは同じ打ち方で打てるはずです。
ただ、アイアンにないジャンプがあるということは、すでに
アイアンとDRの打ち方が違うということです。

DRもアイアンと同じように打っていないので当たらないのでしょう。
ご本人は同じに打っている積もりになっているかと思いますが
4年間の癖はそう簡単に抜ける物ではありません。

ただ、アイアンはフックでDRがスライスは良くある症状です。
これはトップの深さが同じだからです。

クラブは長さと重さが番手によって違います。
これは長い物はヘッドの戻りが遅いので軽くし、短い物は
速く振れるので重く作ってあります。

ところが、短い番手は前傾が深いので、
あまりトップで深く上げられない傾向にあり
その分は最初から計算に入れて作られていますので
クラブの設計上、ショートアイアンは浅く、DRでトップの深さが
水平になるくらいで、すべての番手で真っ直ぐに出る球が
打てるように作られているのです。

我流ゴルファーに多いのはPWで水平まで上げて打って
140Y飛んだと言って喜んでいる事がひとつあります。
9番で150YなのでDRは300出るはずだと言うのです。

PWで水平まで上げて真っ直ぐに飛んでいる状況では
ローテーションが足りていないのです。
そのタイミングでフェースがスクエアになっているということは
同じタイミングでDRを振ったらフェイスが閉じ切っていません。
これが振り遅れです。

この振り遅れがスライスの原因ですので、それを慌てて被せようとして力み
軌道がずれてミートしなくなったり、被せ過ぎて引っ掛けたりするのです。

要するに基礎ができていないのです。
あまりにも修正ヶ所が多いので、まだそこの修正ヶ所まで
レッスンでは辿り着いていないのだと思います。

4年も癖を固めてしまっておられるので、ひとつずつ癖を抜き
それが安定するまではまともな球は出ないでしょう。
1~2ヶ所治すだけでタイガーウッズになると勘違いしている人が多いのですが
修正ヶ所はひどい人は100ヶ所くらいあります。

最初から基本通りに定着練習をしておけば3年ほどでミスがなくなるのですが
今となっては新しい動きを定着させる時に、以前の癖が出てきて
3年では済まなくなるのです。

癖が全て抜け、新しい動きが正しく定着するまではレッスンに通い、
崩れては治し、崩れては治す作業をする必要がありますので
「地道な事をコツコツ」と基礎練習をして、矯正ドリルを教えてもらい
恐らく10~20ヶ所は修正する必要があるかと思いますので
根気良く修正作業に取り組んでいただきたい思います。








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