2016年6月14日火曜日

DRは球を狙うかティーを狙うか


Question

ティーアップして打つときに、何となくティーら辺を狙って打っていますか?
それともティーアップしてても、その上でさらになるべくドライバーの芯
にボールを当てるように打っていますか?


Answer

どちらの人も上手く当てていますが、効率から考えると
構えた位置に戻すことが理想です。
構えた時のヘッドの位置と違う位置に戻すのでは
その分だけ余計な動きになってしまうからです。

したがって、インパクトの形を作り、そこからテイクバックして
その形に戻して打つのが本来の理想的なうち方なのですが
それをやっている人は誰もいません。

中にはそれに近いフォームで構える人もいないことはないのですが
なぜ、主流にならないか不思議です。

現在主流のアドレスは昔からほぼ同じです。
昔はそのアドレスの形でインパクトをしていたために、
その形で構えるのが主流だったからなのではないでしょうか。

ところがいつの頃からか、飛距離を出す人が出てきて
体を弓にしたりムチにしたりで、動作が徐々に複雑になり
インパクトの形が現在のような腰だけ先回りした形になり、
アドレスの形はそのままになっていると考えられます。

シンプルスイングを見てみると分かります。
アドレスの形に戻って打っていますので、これがもともとの
ゴルフの打ち方の基本形だったのでしょう。
最も動きの少ない打ち方で、ミスが少ない打法として
基本中の基本となっています。

この最小限の動きで打つ打法から飛距離を出すために進化して来たのがゴルフの打法で、
より効果的に、より飛距離を出しながら真っ直ぐに打つ方法として
いろいろな体の使い方が変わり、フォームが変わってきました。

しかし、体の使い方は進化しても、アイアンは直に打つので、
ソールした位置にヘッドが戻って来なければなりません。
構えた位置に戻す打ち方をしている限り、ティーアップする場合でも
理想としては全く同じ打ち方をしたいわけです。

となると、ヘッドは浮かせて構え、アイアンと同じようにダウンブローの打ち方で
球の位置が左にあるがためにアッパーになるように打つのが理想です。

ティーアップしてもソールした位置からテイクバックし、インパクトでは
しっかりと芯を捉えて打つ人も多いのですが、それはアイアンと違う打ち方を
しているから打てるのであって、慣れてしまうと意識せずにそれが簡単にできるようになります。

厳しく言うなら、すべてを同じスイングにするワンスイングにより近い方が
ミスが少ないという原理からは、アイアンと同じ打ち方で打てる方が良いということです。

また、ヘッドの軌道はスイング軌道で決まります。
見た場所に戻るのではありませんし、狙った場所にヘッドが落ちるように
コントロールすることもほとんどできません。
テイクバック軌道も含めたヘッドの軌道によって、ヘッドが落ちる位置は決まります。













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