2016年5月4日水曜日

名門コースで大叩き


Question

仕事上で名門コースに行ったのですが、
大叩きしてしまいました。

池や林が多く、距離もあったのでOBとロストの連発でした。
グリーンは小さく速くて難しく、遠くに乗ると4パットも簡単でした。
大会の直前で設定が違ったとあとで分かりました。

こんなコース二度とやりたくないと思ったのですが
それでは成長がないので、どうしたら克服できるか教えてください。


Answer

まず、同じゴルファーでも目的や目標に応じて、いろいろなコースがあります。
名門と言われるコースはプロの試合で使用される難易度の高いコースですので
競技ゴルファーが行くと面白いコースなのです。

ただ、そのようなコースでもまともにプレーができるようになりたいのでしたら
競技ゴルファーになることです。

では、競技ゴルファーとお遊びゴルファーの違いは何でしょうか?
それはまず、飛距離です。

飛距離が230yで460Yパー4はパーオンしないのです。
アマチュアの競技は7000~7100Yありますので、お遊びゴルファーの
6200Yとはゲームの内容が違ってきます。
280Y先の5Yの円の中に毎回落とせるだけの飛距離と精度を目標とします。

そして、次にバーディーが取れるだけの精度と安定性があるかどうかです。
両手シングルさんはいつかは止まるという打ち方をしています。
グリーンの近くに打って、あとは寄せてパーを取れば良いという内容なのです。

必ずグリーンヒットしてすぐに止める球が打てるようにすること、そして
ショートアイアンではバックスピンで戻って来るくらいダウンブローに打つことです。
ポケットキャベティーでカーボンシャフトのアイアンは辞めて
ハーフキャビティーかマッスルバッグにし、スピン系の球で止めることを優先にします。

また、ヨセワンは当然ですが、ショートアイアンの精度を上げ
ベタピンにつけられるだけの精度も必要です。
当然、OBやチョロなどは卒業済みの前提です。

競技ゴルフ用コースとは、グリーンは堅く速いので
通常の営業用サービスコースとは難易度がかなり違います。
競技設定にされただけで、各ホール一打ずつ
多目に叩くような内容になることもあるのです。

ラフは深く、フェアウェーは狭く、グリーンは硬く速いので
このような条件でプレーするのが本来のゴルフであって、サービス営業コースで
いくら71で回ったとしても、上級者の仲間入りはできません。

コースの難易度によってゴルフの技術が問われます。
難しいコースほど技術や精度が要求されますので、その技術の無い人は
それらを習得し、精度を上げながら定着させ、安定させる必要があります。

いくら難しいコースで行き当たりばったりなプレーをしていても
上手くはなりません。
ゴルフ場は自分の欠点を見つける場所で、腕を磨くのは練習場です。
ラウンドだけして帰って来る人は上達はありません。

ゴルフ場についている練習グリーン、練習用のバンカーや乗せるグリーンなど
ホール以外でじっくりと技術を習得し、訓練して定着させ
安定したら、またコースでそれを試すという競技者用の練習方法が必要です。

ただ闇雲に無駄球を打っている人が非常に多いのですが、
時には下手になることもあり、また迷路に陥り、ゴルフ自体を
辞めてしまう人もいるのです。
謙虚にそして真剣に取り組む姿勢が大切です。

飛距離を出す技術、ミスを軽減した寄せの打ち方、より正確性の高い
体の動きやタイミングなど、遠回りしない習得の仕方、そして効率の良い練習方法を習得し、
ジャンク理論などで惑わされないように、真剣に取り組む必要があるのです。

そんな面倒くさいことなどできるか~!という人は
競技ゴルフではなく、お遊びゴルファーとして楽しんでください。
それでも十分に楽しいのがゴルフです。









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