2016年5月3日火曜日

ゴルフがまったく上手くならない!


Question

ゴルフがまったく上手くならない!
ゴルフ歴10年100を切るのは年に1.2回。ヘッドスピード40前後。
当たればそこそこ飛びますが右左!平均スライス!
レッスンもうけたりしましたが、レッスン後は今より悪くなります!

スイング時トップの位置で左肘が曲がります。
オーバースイングとも言われたことがあります!
意識して左肘伸ばすと左に引っ掛け球になります!
プロを目指していりわけではありませんが80台で回るのが夢です。

毎日100回スイングしたら上手くなると聞きましたが
ヘンテコなフォームで100回スイングしてそれが身についたらかえってダメかな?
とかですがゴルフが大好きです!

レッスンでは左肘が多少曲がるのはいいけど
スイング時左肘が開くらしく左肘?左脇を締めなさい!
と言われたこともありましたが、またそれをやると左に引っ掛け球がでます!
頭を残してと言われるので残すと、高?い球になり飛距離が出ません!
もーどーしたらいいのか?アドバイスお願いします!

レッスンは1週間に一度。12回の3カ月ぐらい行きました。
個人レッスンではなく、今日はサンドを右腕だけで打ちなさい。
とかそれを1時間半やったりとかです。


Answer

10年掛けて慣れたスイングは、一からやり直しは効かないことがあります。
今のスイングを調整でなんとかまとめるしかない人もいますが
ご質問の内容から推測すると、さほど重症ではなさそうです。

まず、左腕は曲げたら曲げたままか、インパクトで伸ばすかで違います。
伸ばすと引っ掛けるということは、恐らくインパクトでも曲げたままなのだと思います。

左脇は閉めままでも開けたままでも、スピースのようにまっすぐに打てます。
オーバースイングも問題なく、頭を残して高く上げるのも問題ではありません。
いわゆる完成度を高めれば真っ直ぐに打てるようになるのです。

また、DRが高すぎて飛距離がでないのであれば、
ロフトの立ったヘッドにすれば良いことです。

さて、100が切れない理由は何でしょうか?
まず、その原因が焦点となります。
ご自身で80で回るための方法が分かっておられないということです。
これを教えてもらうのもレッスンです。

レッスンを取ったと言われますが、何をどう習うかが問題です。
動きは定着するまで看てもらいながら固めます。
崩れたり忘れたりするのが当たり前ですので、一回言われただけで
そう簡単に定着することはありません。
何度も何度も修正を重ねながら3年ほど掛けて定着させるのがプロセスです。

まず、問題はというと、癖が定着していて
肝心なところが定着していないところです。

肝心なところとはリズムやテンポ、力加減、前傾角、アドレス時のアライメント、
テイクバック軌道の最初の50cmなどです。

性格的にアバウトな人は、これらをほとんど意識していません。
毎回同じことをしている積もりになっているだけで、実は毎回微妙に違っているのです。

ところが、打ち方や軌道などは10年やっていますのでほぼ固まっているはずです。
それを、実践では活かせていないことになるのです。

良く、練習嫌いで、俺はゴルフ場で練習するんだ、とかいう人がいますが
練習場で練習しない人は上達はしません。
ラウンド前に調整練習をしない人も同じです。

また、賭けゴルファー、遊びゴルファーはこのアバウトな人が多く
性格がゴルフに出ているのです。

アドレス時で右肩が1cm前に出ていただけで、軌道はダフリ軌道となって
厚めに当たったりします。これがアライメントです。
肩も腰も足も全てが同じ方向を向いていなければなりません。

ところがアバウトな人は肩の向きと足の向きが毎回違ったりします。
リズムやテンポも毎回違ったりします。
あるいは日替わりで、それを意識したこともなく、
どういう原理なのか分かっておられない方がほとんどです。

このアライメントや力加減、速度などは毎日感覚が変わります。
体調が良い時と疲れている時では違うのです。
お腹がいっぱいのとき、寒いとき、雨のとき、焦った時など
これらの感覚は常に一定ではありません。

当たらない時にどこがどう悪いのかがすぐに分かり、それを
次の一打ですぐに治せるだけの感覚ではない物理的なノウハウが必要なのです。

あまりにも感覚に頼り過ぎているゴルファーは、このような条件が変わるだけで
まったく違うゴルフをすることになり、その原因も10年間追究せず
修正もせず試行錯誤して崩し、同じところをぐるぐると回っている人がほとんどです。

レッスンはどう動くかを教えてもらうだけではありません。
この当たらなくなった時の判断法と修正法を習うことも大変重要で、
しかも、定着期間の3年間で正しい動きだけで固めるために
一打一打診てもらいながら練習をする必要があるのです。

アバウトな人は一時が万事で、動きや精度や考え方まで
全てがアバウトで理屈や原理を考えずに、何でも感覚で制覇できると
思っておられる方がほとんどです。
適当に振って、当たるまで球を打つという方法で崩す人が非常に多く
限りなく遠回りする人があとを絶えません。

ゴルフは物理です。
科学で解明できるのですから、気合とか根性、センスやイメージで上手くなろうとする
和風な考え方は止めて、科学的に学んで定着させ、それを上手く使うことです。

物理で習って感覚で振る

これがゴルフの習得のしかたです。
右脳と左脳の両方を使うのがゴルフです。
適当に振って、当たった方法を覚えるという人が多いのですが
これでは7割の人が100すら切れないのです。

また、レッスンも適当に振って、ダメ出し修正でスイングを作るのも
遠回りな習得法です。
スクールで先生が代わって打法を変えたり、ジャンク理論を試したり、
スイングが完成していないのにラウンドに行ったりすると、また遠回りします。
まず、どう動くのかを一から教えてくれるプロから習いましょう。

何をどう習うか

これも大変重要なことです。
アバウトなレッスンプロや、60台で常に回ったことがないスイングコーチでは
応急処置や対処療法で一時的な修正をさせられたりしますので
将来的に限界がきたり、その弊害や副作用でまた改造をしなければなりません。
インストラクターやレッスンプロは良く調査してから選びましょう。








0 件のコメント :

コメントを投稿