2016年5月21日土曜日

パターは感覚でなんとなくですか?


Question

パターについてです。
ミドル~ロングパットの距離合わせは、感覚でなんとなくですか?
機械的にこの振り子幅はこの距離と決めてますか?


Answer

ゴルフは物理です。
全ては力学などの科学なのです。
感覚だとか、なんとなくなどというアバウトな人は
ゴルフでは大きな壁が出てきます。

パティングは最初は全て計算です。
歩測して一定距離を一定の速度と一定の力で振ることです。

プロは距離感というスキルを持っています。
それは修行によって訓練で得た宝です。
カップを見ただけで、そこまで感覚だけで打てるのですが、
アマチュアはまだその距離感が身についていません。

まして、基本も勉強せずになんとなく、とかのアバウトなことを
考えている段階ですので、ゴルフを甘く見ていることから改善しましょう。

まず、自宅で練習用マットやジュウタンで練習します。
この際に5歩の位置を決めておきます。
球を左目の真下に置いてスタンスし、右足の内側までテイクバックして
その幅で5歩の位置に止まる速度と力を覚えます。

これが基準です。
この基準が定着しないと計算できません。
毎日60回、21日間の訓練です。

この基準ができないと、コースごとに速度の違うグリーンに
対応できません。
そして、その距離が安定したら、コースの練習グリーンで
その基準通りに打ってみて、5歩よりも遠くまで転がったか
手間だったかで、そのコースのグリーンの速さをつかみます。

コースによって、またその日によって、あるいは午前と午後で
速さが変わります。
その都度対応していくにはこの方法しかありません。
これが基礎として教科書に載っていることです。

基礎とは定石です。
これをやっておけば、まずとんでもない大きな間違いがないという方法です。
いちいち考えて、試行錯誤して独自の理論を編み出している暇はありません。
まだまだ5万とあるノウハウを一生の内に習得しなければならず
万単位に覚えなければならないことが山済みになっています。

こんな初歩の段階で、迷っていたのでは先が思いやられます。
ゴルフは緩いゲームだと思っておられる方が非常に多いのですが
実は国宝建築物を守る職人さんと同じ修行をしなけれなりません。

そのまず第一歩は600年からの先人のノウハウを真似ることです。
一生40年で編み出そうなどとバカなことを考えずに
すでに基礎として出来上がっているマニュアルで訓練することです。

3年で見習い、10年で一人前ですが、そこから努力をした人と
修行を続ける人で差がでてきます。
地道なことをコツコツとが上達の秘訣です。
気合を入れて頑張ってください。












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