2016年5月14日土曜日

なぜ顔を右に向けるとシャフトプレーンに乗るのか


Question

シャフトプレーン乗せ方
ダウンスイングで、顔が正面を向いているより、
顔が若干右斜めを向いている方が、シャフトプレーンに乗せやすいのですが、
心理的なこともあるのでしょうか。


Answer

シャフトプレインとは、アドレスで構えた時に飛球線上後方から見た場合の
ライ角の延長を言う場合と、ダウンスイングで降りてくるシャフトの角度が
9時の位置で球を指している角度のオンプレインを意味することがあります。

ご質問の内容からは前者だと思いますので、ライ角が入射角ということで
お話をしたいと思います。

ダウンスイングにおけるシャフトの角度は何種類かあります。
飛球線上後方から見た場合、シャフトがそのまま球を指す角度で降りてくる場合
がスクエア、それよりもアップライトで降りて来る軌道、あるいはそれよりも
フラットで降りてくる軌道などがあり、さらにしの字を描いて降りて来ても
どの位置でも常にシャフトが球を指している場合などがあります。
これらのダウンスイング軌道はどれも正解です。

なぜ、このような降り方をするかは、手首の角度や体の使い方、そして
肩が開くタイミングなど、色々な要素が関与しています。

顔を右斜めを向いたまま下ろすということは肩が開きにくいので
先に腕が降りて来るという場合だと思います。
これはストレートないしドローの打ち方ですので、心理的ではなく
物理的にシャフトプレインに乗る可能性が高まります。

通常、ほとんどのアマチュアゴルファーは肩の開きが早いので
フェイドの癖球になりますが、タイミングを合わせて打つとストレートになります。
また、さらに肩の開きを遅くすると、レイトヒティングの原理で肩の回転まで
タメが出来て、一気に開放するというパワーも生まれるため
ドローの方が飛距離が出ると言われる要因の一つにもなるのです。

肩の開きを極力遅くして、レイドオフからフラットにしたまま落として来る技術を入れると
リッキーファウラーのようにしの字を描いて降りてきて、
腰の高さになってからシャフトプレインに乗ります。

ただ、一番フォーム的に安全なのはスクエア軌道で
シャフトが球を指して降りて来るオンプレインです。

初心者はまずスクエアな軌道で振ることを目指し、どちらにも
大きくぶれないようにタイミングを整えてからアレンジすると良いと思います。










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