トップの深さは番手によって違います。
これも番手15間隔で位置を決めると便利です。
初心者は大体の感じで徐々に深くしていけば良いのですが
ロボット的に究極を追求した場合は下記のような法則に従うと
より正確な方向出しができることになります。
人は成長や体型の違い、また体調や気候などによって
イメージ的な感覚などが狂ってしまいます。
シーズンオフにどのくらい休んだかや、筋トレでどのくらい体型が変わったか
などによっても、アバウトに感覚だけでトップの深さを決めていると
それらの変化によって位置がズレて調整に時間が掛かってしまいます。
それを防ぐのが物理的に位置決めをする方法です。
これに、番手15間隔を使うと修正や調整がシンプルになります。
PW 9 8 7 6 5 4 3 2 1(7w) 6w 5w 4w 3w 2w DR (番手)
このトップの深さはドライバーでシャフトが水平だとすると
PWで水平に対して60度の角度で止めるというもので
この60を15で割ると番手間は4度ずつとなります。
ただし、この法則は各番手ごとにハーフインチずつのシャフトの長さの差を
前提とした理論ですので、セットによっては調整する必要があります。
また、力やスイング速度によっても違ってきますので微妙な調整も必要です。
基本的にこのトップの深さは体の張りを一定にすることが大切です。
肩を90度にまわしてPWで60度の深さになる体の張りをつくり、
右肘はあまり曲げず、番手が長くなるにしたがって
右肘を曲げて行くと、右肘の曲げ具合だけで番手調整ができます。
また、前傾角度によって短い番手は腰があまり回らず
長い番手は良く回るので、その差も入れた計算になります。
最初はPW、5アイアン、5W(UT)、DRの4本を交互に打って
前傾と右肘の曲げ角度を鏡などを見ながら覚え
その張りと肘の角度を記憶する練習をすると基準ができてきます。
コントロールショットまでの短いショットは基本的にフォローでフェイスを返さないので
多少のトップでの深さが変わっても球は真っ直ぐに出ます。
しかし、フェイスを返すフルショットの場合はより正確にトップの深さを一定にしないと
思った位置に落とすことが難しくなります。
ジャック・ニクラウスは14ホールほぼ完璧に280Y先の1ヤードの円の中に
落とすだけの精度を持っていました。
また、世界のトップの選手達は試合で5~7割は同じように思った方向に
ドライバーを打つ事ができます。
あくまでも上を目指すゴルファーは精度を上げてミスを無くする技術面での
腕を磨くことしかありませんので、その段階を目指す方はぜひ試してみてください。
どこまでこだわれるか・・これによってどこまで登れるかが決まると思います。
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